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住宅価格が高騰中!後悔しない家づくりのための初期コスト削減術【保存版】

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近年、注文住宅や一戸建てを建てる際にかかる費用が、想像以上に膨らんできているのをご存じでしょうか。
多くの家庭で「家づくりに必要な資金」が、家を建てる前から大きな悩みになっています。

その中でも特に大きな負担となるのが、契約前後にかかる「初期費用」です。

家づくりでは本体価格とは別に、多くの人が見落としがちな初期費用が発生します。中には、何も対策せずに進めると数百万円単位で損をしてしまうケースもあります。

  • 建物価格のほかにかかる外構・申請・保険などの諸費用
  • ハウスメーカーの選び方によって変わるコスト差
  • 設計の工夫で抑えられる住宅の初期コスト

今回は、家づくりをこれから始める方に向けて、初期費用を大きく抑えるための具体的な方法を詳しくご紹介します。

この記事でわかる事
  • 家を建てるときに実際どれだけの費用がかかるのか(総額と内訳)
  • 初期費用を数十万〜数百万円単位で削減する10のテクニック
  • 後悔しないための住宅会社・ハウスメーカー選びの考え方
  1. なぜ今、家づくりにこれほどお金がかかるのか?
    1. ハウスメーカー各社、1年で700万円〜800万円の値上がり
    2. 35坪住宅で総額7,500万〜9,750万円が必要になることも
    3. 住宅ローンの月々負担は+2万円以上が当たり前に
  2. そもそも「初期費用」って何?内訳を知ればムダが見える
    1. 土地代・建物代以外にもこんな費用がかかる
    2. 見落としがちな「家電・カーテン・引っ越し費用」も初期費用
  3. 住宅価格高騰に備える!初期費用を抑えるテクニック10選
    1. 大手ハウスメーカーの「規格住宅」を選ぶ
    2. 中堅ローコスト住宅メーカーを活用する
    3. 建物の高さ(天井高)を調整してコスト削減
    4. 片流れ屋根で建物面積を削減
    5. ベランダをつけない選択肢
    6. 不要な窓はつけない!換気は機械に任せる
    7. 樹脂サッシを活用して快適&コストダウン
    8. 扉を減らして空調効率アップ&節約
    9. 無垢ユニットフローリングを使う
    10. 無垢材の余りを再利用する
  4. 失敗しない初期費用カットのコツ
    1. やりすぎて後悔した人の事例
    2. 設計士との打ち合わせで伝えるべき要望
  5. コストは削っても快適な家にするための設計工夫とは?
    1. 低天井+広がりのある空間で開放感を演出
    2. 室内干しに空調の風が当たる設計で生乾きゼロ
    3. 無駄を省いた間取りで動線もスッキリ
  6. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 初期費用っていつ払うの?住宅ローンに含められる?
    2. Q2. フラット35にすると保証料はかからないって本当?
    3. Q3. 家電やカーテンは住宅ローンに入れられる?
  7. まとめ|価格高騰時代でも、知識と工夫で“理想の家”はつくれる
    1. 削ってもいい部分と、削るべきではない部分を整理しよう
    2. 安くても満足できる家は、情報の集め方で変わる

なぜ今、家づくりにこれほどお金がかかるのか?

家を建てることは、以前に比べて格段にコストのかかる選択肢になっています。
「昔よりも住宅価格が上がった」と感じている方も多いのではないでしょうか。

その感覚は正しく、実際に家づくりにかかる費用はここ数年で急激に上昇しています
ここでは、現在の住宅価格高騰の現状と、それがどのように家計に影響を及ぼすかについて整理してお伝えします。

ハウスメーカー各社、1年で700万円〜800万円の値上がり

多くのハウスメーカーが発表している情報や現場の体感として、この1年で住宅建築費は700万〜800万円ほど上昇したと言われています。
その背景には、以下のような複数の要因が絡んでいます。

  • 建材や木材の価格高騰(ウッドショックの影響)
  • 人件費の上昇
  • エネルギー価格の上昇による物流コストの増加
  • 高性能住宅仕様(断熱・省エネ)への標準化

加えて、ハウスメーカー各社では年に1〜2回の価格改定を行うことが一般的になっています。
そのため今後も価格がじわじわと上昇していく可能性が高く、タイミングによっては「今よりさらに高い金額」での契約が必要になるかもしれません。

35坪住宅で総額7,500万〜9,750万円が必要になることも

例えば、ごく一般的な35坪の2階建て住宅を想定した場合。
建物本体だけで3,500万円〜5,250万円ほどかかるケースが増えています。

さらに土地を新たに購入する場合は、エリアによって土地代が2,000万円以上になることもあります。
そして意外と見落としがちな初期費用(外構、登記、火災保険、申請費、住宅ローン諸経費など)も加算され、合計で7,500万円〜9,750万円という金額に達するケースが珍しくありません。

ただし、この金額は「土地をこれから購入する前提」のケースです。
すでに親名義の土地がある、または土地を譲り受ける予定の方にとっては、ここまでの金額にはならない場合もあります。
あくまで「土地からすべて購入する世帯にとっての一例」として参考にしてください。

住宅ローンの月々負担は+2万円以上が当たり前に

価格上昇の影響は、当然ながら住宅ローンの月々の返済額にも直結します。
仮にフルローン(35年、金利0.5%、元利均等返済、ボーナス払いなし)で借り入れると、

  • 昨年の価格水準 → 月々約16万円〜18万円程度
  • 現在の価格水準 → 月々約18万円〜25万円程度

このように、月々の負担が2万円〜それ以上増える計算になります。

2万円という数字だけ見ると少なく感じるかもしれませんが、35年ローンの総額に換算すれば840万円以上の差になります。
これは冷暖房やキッチンなど、家の設備にかけられる予算を圧迫する大きな要因です。

さらに、現在主流の変動金利型ローンは、将来金利が上がる可能性もあります。
もし金利が0.5%から1.0%に上昇した場合、月々の返済額はさらに約2万円ほど増加し、家計への負担はより大きくなります。

そもそも「初期費用」って何?内訳を知ればムダが見える

家づくりの費用と聞くと、「建物価格+土地代」の2つだけをイメージしがちですが、実際にはそれだけでは済みません。
住宅を建てるには、この2つ以外にも多くの“見えにくい費用”がかかってきます。

これらをまとめて「初期費用(諸費用)」と呼び、人によっては1,000万円以上になることもあります
内容を把握せずに家づくりを進めてしまうと、予算オーバーやローン審査の落とし穴にもつながりかねません。

ここでは、多くの人が見落としがちな初期費用の内訳を2つの視点から整理してお伝えします。

土地代・建物代以外にもこんな費用がかかる

住宅購入では、「土地+建物」以外に、次のような費用が初期段階で必要になります。
これらはすべて、契約〜引き渡し前後に一括で発生することが多いため、事前の確認が欠かせません。

初期費用に含まれる主な項目

  • 土地仲介手数料(約73万円)
    不動産会社を通じて土地を購入する際に発生します。売買価格の3%+6万円+消費税が相場です。
  • 外構工事費(約300万円〜800万円)
    駐車場・門柱・塀・庭・玄関アプローチなど、建物の外回り全体にかかる工事費です。
  • 住宅ローンの保証料(約100万円〜200万円)
    保証会社を利用する場合、借入額に応じて一括支払いが必要です。借入額が大きいほど高額になります。
  • 火災保険料(約50万円)
    10年分の一括払いが多く、火災・地震などの補償内容によって金額が大きく変動します。
  • 設計申請費用や登記関連費用
    設計士への報酬、建築確認申請、司法書士への報酬などが含まれます。

このほかにも、水道の引き込み、ガス工事、地盤改良など、建物の基盤に関わる見えにくい費用が多く含まれています。
どれも省略はできないため、「最初にしっかり把握しておくこと」が後悔を防ぐポイントになります。

見落としがちな「家電・カーテン・引っ越し費用」も初期費用

家づくりの予算で、意外と見落とされがちなのが「生活を始めるための費用」です。
建物が完成しても、以下のような費用が初期に一気にかかります。

見落としがちな初期費用の例

  • 照明器具・カーテン一式の購入費
    ハウスメーカーの見積もりには含まれていないことが多く、サイズや取付費用も別途発生します。
  • エアコン・冷蔵庫・洗濯機などの大型家電
    部屋ごとに複数設置する必要があり、総額で100万円以上になることもあります。
  • テレビ・家具・収納用品などの生活家財
    家の広さに応じて買い足すことが多く、金額もかさみやすい項目です。
  • 引っ越し費用・仮住まい費用
    建て替えの場合や入居までにタイムラグがある場合、一時的な住居費や移動費用が必要です。

実際には、これらをすべて合わせて「500万円以上かかった」というケースも珍しくありません
にもかかわらず、これらの項目は営業担当者から十分に説明されないことも多いため、自ら把握して予算に組み込む必要があります。

住宅価格高騰に備える!初期費用を抑えるテクニック10選

住宅価格の高騰にともない、「家づくりにどれだけお金がかかるのか」がかつてないほど注目されています。
その中でも、契約前後で発生する“初期費用”をどうやって抑えるかは、後悔しない家づくりのために欠かせない視点です。

ここでは、実際の現場でも効果的な初期費用の削減テクニック10選を厳選してご紹介します。ご自身の家づくりに合ったものを選ぶための参考にしてください。

大手ハウスメーカーの「規格住宅」を選ぶ

実行しやすさ:★★★★☆|コスト削減効果:★★★★★

「大手=高い」というイメージは、規格住宅の選択で大きく覆されます。

多くのハウスメーカーはあらかじめ用意された間取りと仕様のセット商品を展開しており、これが「企画住宅(規格住宅)」と呼ばれるものです。

例えば、住友林業「フォレストセレクション」ダイワハウス「スマートセレクション」などが該当します。

メリット
  • 設計・建材・施工が工場化されており、人件費・材料費が抑えられる
  • 一般の注文住宅と同じように施工品質や保証、アフターサポートも充実
  • 契約後は設計士が担当することが多く、対応もスムーズ
デメリット
  • 間取りの自由度や外観のデザイン性は一定の制限あり
  • 高性能断熱や換気システムのアップグレードが困難
  • 規格に縛られることで、個性的な空間作りには向かない

ただし、間取りや仕様の自由度は限られるため、「こだわり」を持ちすぎるとミスマッチになります。

【おすすめ層】ある程度お任せでOK、安心感や品質を求めつつ予算を抑えたい方
【削減目安額】約1,000万〜1,500万円(大手注文住宅との比較)
【対応する費用項目】建物本体価格/設計・打ち合わせ費用の圧縮

中堅ローコスト住宅メーカーを活用する

実行しやすさ:★★★★★|コスト削減効果:★★★★☆

タマホームやアキュラホームなどの中堅ビルダーは、大手よりも圧倒的に価格が安いのが特徴。

  • 標準仕様があらかじめパッケージ化されており、営業・設計の負担を軽減
  • 価格と自由度のバランスが取りやすい

ただし注意点として、営業担当が間取り作成・契約・打ち合わせ・引き渡しまで担当することが多く、施工品質にバラツキが出るケースも。
特に「図面を建築士ではなく営業が書いている」事実は驚く方も多いはずです。

【おすすめ層】価格最優先、ある程度自分で調査・判断ができる方
【削減目安額】約800万〜1,200万円(プランによって変動)
【対応する費用項目】建物本体価格/設計費/人件費/諸経費の圧縮

建物の高さ(天井高)を調整してコスト削減

実行しやすさ:★★★☆☆|コスト削減効果:★★★☆☆

標準天井高(2.4m)を2.2mや2.1mに下げることで、建材費や施工費を抑えられます。

  • 柱や断熱材の長さが短くなる → 構造材コストの圧縮
  • 外壁面積が減る → 外壁材・足場費用の削減
  • 空調効率が向上 → 電気代にも好影響

低い天井=圧迫感、という印象を持たれがちですが、横方向に広がりのある空間設計を行うことで、開放感を損なわずに快適性を保てます。
一流の建築家がこの手法を意図的に使うこともある、実績ある設計技術です。

【削減目安額】約30万〜60万円(1フロア換算)
【対応する費用項目】構造材費/施工費/冷暖房費の軽減
【注意点】収納の配置や窓高さとの兼ね合いに注意が必要です。

片流れ屋根で建物面積を削減

実行しやすさ:★★★☆☆|コスト削減効果:★★★★☆

シンプルな構造の片流れ屋根にすることで、施工コストの削減+延床面積の圧縮が可能になります。

  • 屋根構造が単純化し、材料と人件費を抑えられる
  • 太陽光パネルの設置効率が高い
  • 2階の一部を削り、1.5階構造にもできる

ただし、天井が斜めになることや収納が偏るケースもあるため、事前のプランニングが重要です。

【おすすめ層】デザイン性を楽しみながらコストも意識したい方
【削減目安額】約100万〜300万円(間取り次第)
【対応する費用項目】施工面積減→建物価格/構造材/外装材費

ベランダをつけない選択肢

実行しやすさ:★★★★★|コスト削減効果:★★★☆☆

ベランダは20〜50万円以上かかるうえ、数年ごとの防水施工や排水のメンテナンスコストが発生します。

  • 設置費用:最低20万円〜、大きさによっては50万円以上
  • 防水施工:数年おきに塗り直しが必要で、維持費が高い
  • 排水トラブルや雨漏りのリスクが常に伴う

その代わりとして選ばれているのが、室内干しスペース+空調制御の組み合わせ
特に全館空調を採用している住宅では、吹き出し口の直下に物干しを配置することで、短時間で洗濯物が乾き、生乾き臭も発生しにくいのが特徴です。

さらに、紫外線による衣類の劣化も防げるため、「あえて室内干し」のスタイルが合理的になっています。

【おすすめ層】共働き・時短志向の家庭/室内干しに抵抗がない方
【削減目安額】約20万〜50万円(設置費)+10〜20万円(将来の防水メンテ費)
【対応する費用項目】外構工事費/建物施工費/メンテナンス予備費

不要な窓はつけない!換気は機械に任せる

実行しやすさ:★★★★☆|コスト削減効果:★★★☆☆

かつては「風通しを良くするために窓を増やす」のが常識でしたが、現代住宅では換気システムと空調機器によって“窓なしでも快適な空間”が実現できる時代になっています。

特に注目したいのが、高性能な24時間換気システムと全館空調の進化です。

  • 窓1つあたり5〜10万円前後の削減(サッシ+施工+断熱補強)
  • 壁量の確保がしやすくなるため、耐震性にもプラス
  • 外観デザインをすっきり仕上げられるという副次効果もあり

もちろん、全く窓をなくすわけではなく、本当に必要な場所だけに最小限配置することがポイントです。
換気=窓という考え方は、今や“昭和的価値観”だといえるでしょう。

【削減目安額】1箇所あたり3万〜10万円(窓サイズ・位置による)
【対応する費用項目】サッシ代/断熱施工費/光熱費(断熱強化時)
【注意点】採光・避難経路などで必要な窓は削れないため、設計士と相談して判断が必要です。

樹脂サッシを活用して快適&コストダウン

実行しやすさ:★★★★☆|コスト削減効果:★★★☆☆

「樹脂サッシは高い」というのは、もはや過去の話。
現在では国内メーカーの技術革新により、アルミ樹脂複合サッシより安価な樹脂サッシが登場しています。

樹脂サッシとは、窓枠に樹脂(プラスチック素材)を使ったサッシのことです。
アルミに比べて熱を通しにくく、断熱性が高いため、結露が起きにくいという特長があります。もともとは寒冷地(北海道・東北)で広く使われていたものですが、近年ではその快適性から全国的に普及が進んでいます。
冷暖房効率の向上にもつながるため、省エネ住宅を目指す人には特におすすめです。

  • 国産樹脂サッシメーカーの増加 → 価格競争が進んでいる
  • アルミ複合サッシは海外製が多く、円安や輸送コストで値上がり傾向
  • 大手ハウスメーカーの提案が「旧来の見積もりベース」のままであることも

【削減目安額】約10万〜30万円(全体の窓に導入した場合)
【対応する費用項目】窓枠・サッシ費用/冷暖房効率向上による光熱費削減
【注意点】トリプルガラス仕様は逆に高額になるため、仕様バランスを確認することが大切です。

扉を減らして空調効率アップ&節約

実行しやすさ:★★★★★|コスト削減効果:★★★☆☆

室内扉は1枚あたり7万円前後。4枚減らせば28万円以上の削減に。
加えて、扉がない方が空調の風がよく通り、冷暖房効率も向上します。

  • クランク構造で視線をカットし、扉なしでもプライバシー確保
  • 空間の回遊性・開放感もアップ

【削減目安額】1枚あたり5万〜8万円(施工・建具費込)
【対応する費用項目】建具費/施工費/空調効率による電気代軽減
【注意点】音や臭いの遮断が難しくなるため、用途によって扉の必要性を見極めましょう。

無垢ユニットフローリングを使う

実行しやすさ:★★★☆☆|コスト削減効果:★★★☆☆

無垢フローリングに憧れはあるけど「価格がネックで諦めた」という声は非常に多く聞かれます。
そんなときにおすすめなのが、「無垢ユニットフローリング(通称:ムユニ)」です。

  • 一般の無垢材は1枚板ですが、ムユニは木の端材をつなぎ合わせて1枚に加工したタイプ
  • 製造時の歩留まりが良く、資源の無駄が出ない=価格が安い
  • 表面は天然木そのものなので、質感や肌触りは無垢そのもの

価格は突板フローリングと同等〜少し高い程度ですが、質感は格段に上です。
「安くて見た目も良い無垢材」を探している方には、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。

【削減目安額】約30万〜60万円(30坪前後の住宅)
【対応する費用項目】床材費/仕上げ施工費
【注意点】床暖房との相性が悪い種類もあるため、熱変形のリスクを確認して選定を。

無垢材の余りを再利用する

実行しやすさ:★★★★☆|コスト削減効果:★★☆☆☆(ただし効果的)

無垢材を使う場合、施工時にどうしても端材が余ります。
これを玄関框、階段の蹴込み、TV台などに転用すれば、インテリアの質も上がり、無駄も出ません。

  • 「余り材を再利用したい」と打ち合わせ時に伝えるだけでOK
  • 統一感のある空間に仕上がる

さらに、設計段階から「余り材をどこに転用するか」を決めておけば、現場での指示も明確になり、ムダがなくなります。

無垢材を“贅沢なもの”から“賢い資材”として使いこなす。
そんな意識が、家全体のコストパフォーマンスを引き上げる鍵になります。

【おすすめ層】無垢材を使いたいが、なるべく無駄なく活かしたい方
【削減目安額】約5万〜20万円(TVボード・玄関・階段などへの転用)
【対応する費用項目】造作家具費/インテリア仕上げ費


これらのテクニックは「どれか1つ」でも効果がありますが、複数を組み合わせることで100万〜500万円単位の節約も現実的に可能です。
次は、「削っていい部分・削ると後悔する部分」の見極め方について詳しく解説していきます。

失敗しない初期費用カットのコツ

初期費用を節約するアイデアはたくさんありますが、なんでもかんでも削ればいいというわけではありません。
実は、「ちょっとやりすぎたかも…」と後悔する人も少なくないんです。

この章では、実際によくある“やりすぎて失敗した例”と、後悔しないために大切な「伝え方のコツ」についてご紹介します。
家づくりを楽しく、気持ちよく進めるためにも、ぜひチェックしてみてください。

やりすぎて後悔した人の事例

実際のところ、「少しでも安く抑えたい」と思うのは当然のことです。
でも、費用を削ることばかりに気を取られてしまうと、住んでから「あれ?」と感じる場面も出てきます。

たとえば、こんな声がありました。

  • ベランダをやめたら、布団を干す場所がなくて困った
     → 洗濯物は室内干しでなんとかなるけれど、布団となるとちょっと厳しい…
  • 窓を減らしすぎて、昼間なのに部屋が暗い…
     → 断熱性アップには効果的だけど、採光計画まで削ってしまうと後悔しがちです。
  • 扉を減らして風通しは良くなったけど、冷暖房が効きづらくなった
     → 空気の流れはいいけど、においや音が気になるという声もよく聞きます。

それぞれの削減策はたしかにコストダウンにつながりますが、暮らしやすさを落としてしまっては意味がありませんよね。

ちなみに、削ったときの金額感はこのくらいが目安です。

  • 室内扉:1枚あたり約7万円
  • 窓:1カ所あたり5〜10万円
  • ベランダ:小さくても20万円〜、大きめなら50万円以上

どこを削るかは、金額と生活への影響をセットで考えることがポイントです。

設計士との打ち合わせで伝えるべき要望

初期費用をしっかり抑えたいなら、設計士さんとの打ち合わせがとても大事な時間になります。
その場で「何を残して」「何をカットするか」を整理して伝えられると、完成後の満足度がぐっと高くなるんです。

そこでおすすめなのが、譲れること」と「譲れないこと」を事前に書き出しておくという方法です。

たとえば、こんな感じで考えてみてください。

  • 譲ってもいいかも: 天井の高さ、扉の数、ベランダ、サッシのグレード
  • 譲れないところ: リビングの明るさ、風通し、収納の量、生活音の聞こえ方

「子ども部屋は多少暗くてもOK。でもリビングだけは自然光がほしい」など、部屋ごとに優先順位を決めておくと伝えやすいです。

さらにスムーズに進めたいときは、こんな工夫もおすすめです。

  • 希望をまとめたチェックリストやメモを事前に用意する
  • 家族で一度話し合ってから打ち合わせに参加する
  • 設計確定の2〜3回前までに要望を伝える(できれば早めがベスト!)

注文住宅は、「あとから言えばよかった…」が通用しないこともあるので、最初の打ち合わせでの伝え方がとても重要です。

予算内に収めながら、自分たちの希望も叶えるために、設計士さんとのコミュニケーションを大切にしていきましょう。

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コストは削っても快適な家にするための設計工夫とは?

初期費用を抑えることは大事ですが、それによって「住みにくい家」になってしまっては意味がありませんよね。
限られた予算の中でも、ちょっとした設計の工夫を取り入れるだけで、快適な暮らしは十分に叶えられます。

ここでは、コストを削っても満足度の高い家づくりにつながる3つの設計アイデアをご紹介します。
実例ベースでお話していきますので、これから家づくりをする方はぜひ参考にしてみてください。

低天井+広がりのある空間で開放感を演出

天井の高さを2.4mから2.2mに下げるだけでも、建築コストは数十万円単位で抑えることができます。

でも、「天井が低いと圧迫感があるのでは…?」と不安になる方も多いですよね。

そこで効果的なのが、“横方向の広がり”を意識した空間設計です。
たとえば、リビングから庭やダイニングへ視線がスッと抜けるようなレイアウトにすると、天井が低くても不思議と開放感を感じられます。

大きめの掃き出し窓を設けたり、壁を最小限にしたりするだけで、体感的な「広さ」はしっかりと確保できるんです。

実際、建築家の中でも「天井はあえて低く設定して、横に広がる空間で魅せる」設計を得意とする方もいます。
つまり、高さ=広さではないという視点を持つことが、コストと快適性の両立につながるわけです。

室内干しに空調の風が当たる設計で生乾きゼロ

ベランダを省いてコストを削ったとしても、洗濯のしやすさは妥協したくないですよね。

そこでおすすめなのが、室内干しスペースに空調の吹き出し口を設ける設計です。

この工夫を取り入れることで、干した洗濯物に風が直接当たり、乾きが早くなる&生乾き臭が出にくくなるという効果があります。

実際に、全館空調を採用している住宅では、室内干しの真上に吹き出し口を設置するスタイルが定番になりつつあります。

また、設計士さんに「このスペースに吹き出し口を付けてください」と事前に伝えておけば、風の向きや風量の調整もスムーズに対応してもらえます。

さらに、紫外線による衣類の劣化も防げるため、洗濯物の寿命を延ばせるというメリットもあります。
ベランダの設置費(20万円〜)と維持費を省きつつ、日々の家事もラクになる一石二鳥の設計です。

無駄を省いた間取りで動線もスッキリ

家づくりでよくある落とし穴のひとつが、「動線のムダ」や「スペースの使いすぎ」

見た目には広く見えても、実際には使いづらかったり、コストが余計にかかっていたりするケースもあります。

たとえば、こんな間取りは要注意です。

  • 廊下がやたらと長い
  • クローゼットが部屋ごとに細かく分かれている
  • 洗面と脱衣室が分かれていて行き来が多い

こうした設計を見直すことで、施工面積が減り、建築コストを下げられる可能性が出てきます。

さらに、回遊動線(ぐるっと回れる間取り)を取り入れたり、開き戸を引き戸に変えるだけでも、動きやすさとスペース効率がアップ。
生活動線がシンプルになると、毎日のストレスも自然と減っていきます。

設計打ち合わせの際は、「この空間、本当に毎日使う?」という視点で間取りを見直すことがポイントです。
余計なスペースをなくして、必要な部分にコストを集中させる。それだけで、住み心地はグッと良くなりますよ。


以上のような設計工夫を取り入れることで、「節約」と「快適」の両方をバランスよく実現することができます。
これから家づくりを進める方は、削るだけではなく「どうすれば心地よく暮らせるか?」の視点を忘れずに、計画を立ててみてくださいね。

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よくある質問(FAQ)

初期費用を抑えるためのアイデアや設計の工夫についてご紹介してきましたが、家づくりを進めていく中で「これはどうなんだろう?」と疑問が浮かぶ場面もあるかと思います。

ここでは、読者の方から特によくいただくご質問にお答えしていきます。
ちょっとした疑問でも、解決しておくことで不安なく次の一歩を踏み出せるはずです。

Q1. 初期費用っていつ払うの?住宅ローンに含められる?

A. 一般的には「契約時〜着工前」に現金で支払う必要があるものが多いです。

たとえば土地の手付金や設計料、登記費用、住宅ローンの手数料などは、**ローン実行前に発生する「現金支出」**として扱われます。

ただし、住宅ローンの一部を「つなぎ融資」や「分割実行」で対応できる場合もあり、金融機関や借入方法によって異なります
資金計画を立てる際は、「どのタイミングで・どのくらい現金が必要になるのか」を事前にシミュレーションしておくことが大切です。

Q2. フラット35にすると保証料はかからないって本当?

A. はい、フラット35では保証料は不要です。

一般的な民間ローンでは、保証会社を利用するための「保証料」が数十万円単位で発生します。
一方で、フラット35は保証会社を通さないローンのため、保証料がゼロになるという明確なメリットがあります。

ただしそのぶん、事務手数料がやや高くなる傾向があるので、トータルの諸費用を比較したうえでの選択が重要です。

Q3. 家電やカーテンは住宅ローンに入れられる?

A. 条件付きで可能な場合もあります。が、基本的には「対象外」と考えておいた方が安心です。

住宅ローンはあくまで「建物本体価格」や「付随する工事・諸費用」に対して適用されるのが原則です。
冷蔵庫やエアコン、テレビなどの家電類や、カーテン・照明などは、ローンの対象外となることが多いです。

ただし、一部の金融機関や提携ローンでは、オプションとしてインテリア・家電費用を含めたローン商品を用意しているケースもあります。
家づくりの初期段階で「家具・家電の予算枠」を明確にしておくと、後から困らずに済みます。

まとめ|価格高騰時代でも、知識と工夫で“理想の家”はつくれる

住宅価格が上がり続けるなか、「今は家を建てるべきなのか?」と不安を感じている方も多いと思います。
しかし、正しい知識と少しの工夫さえあれば、予算を抑えながらも“満足できる家づくり”は十分に可能です。

ここまでご紹介してきたように、初期費用を抑える方法は多くあります。
ただし大切なのは、何を削ってよくて、何を削ると後悔につながるのかをしっかり見極めること。
暮らしやすさや満足感を損なわずに予算をコントロールするには、「取捨選択の軸」を持つことが欠かせません。

削ってもいい部分と、削るべきではない部分を整理しよう

削っても問題が少ないものの例

  • ベランダ(→室内干しと空調の工夫で代替可能)
  • 天井高(→視線の抜けや空間設計で広さを演出できる)
  • 不要な窓や扉(→間取り設計次第で快適性を保てる)
  • フローリングの素材(→無垢ユニット材などで質感とコストを両立)

削ると後悔しやすいものの例

  • 採光や風通し(→リビングや寝室の快適性に直結)
  • 家事動線や収納量(→日常の使い勝手に影響)
  • 構造や施工の品質(→安全性・耐久性に関わる)
  • アフターサービスや保証(→長く暮らすうえで安心感が変わる)

コストだけに目を向けるのではなく、「自分たちにとって大切なものは何か?」という視点で考えることが大切です。

安くても満足できる家は、情報の集め方で変わる

限られた予算で理想の家を建てるためには、事前の情報収集と比較検討が重要です。
最近では、複数の住宅会社から間取りプラン・見積もり・土地提案などを一括で受け取れるサービスも増えています。

なかでもおすすめなのが、「タウンライフ注文住宅」という無料サービスです。

このサービスでは、次のようなことができます。

  • あなたの希望条件に沿った間取り・見積もりプランを複数社から一括で取り寄せできる
  • 土地提案や住宅ローン計画の相談も可能
  • 営業色が少なく、情報収集の段階でも利用しやすい
  • 利用はすべて無料、申し込みも数分で完了

「いまの予算でどんな家が建てられるのか?」
「どのハウスメーカーが自分たちに合っているのか?」
こうした疑問を早めにクリアにすることで、家づくりがスムーズに進んでいきます。

  1. 家づくりのアンケートに回答(約3分)
  2. ハウスメーカーを選ぶ(1,100社提携)
  3. 待つだけ!間取り・見積もりが届く!

どんな時代でも、“情報を持っている人”から理想の家は叶えていくものです。
もし「まだ何も動けていない」「まずは見積もりから比べてみたい」と感じているなら、
この機会に《タウンライフ注文住宅》をうまく活用して、第一歩を踏み出してみてください。

あなたにとって本当に納得できる住まいと出会うきっかけになるはずです。

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