家づくりで夫婦喧嘩続出？アンケートから見る原因と解決策

新しい家を建てるのは楽しみなはずが、気づけば毎日のように夫婦喧嘩…

その理由と解決策を知りたくありませんか？

家づくりで夫婦喧嘩が続出していることが気になりますよね。

多くの夫婦が家づくりの過程で意見の食い違いやストレスから喧嘩をしてしまうのは、避けられないことのようです。

この記事では、株式会社AZWAYが行ったアンケート結果をもとに、夫婦喧嘩の具体的な原因とその解決策を詳しく解説します。

これを読むことで、家づくり中の夫婦喧嘩を回避し、スムーズに家づくりを進めるためのヒントを得ることができます。

調査概要
調査対象：20代から60代以上までの男女
調査期間：2023年4月9日〜5月11日
調査機関：株式会社AZWAY
調査方法：インターネットによる任意回答
有効回答数：416人（女性 200人／男性 216人）
※PRタイムズ掲載アンケート結果引用：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000111955.html

みんなは夫婦喧嘩をした？

新しい家を建てる夢が、現実では毎日のような夫婦喧嘩に…そんな状況に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

家づくりの過程で夫婦喧嘩が起きるのはよくあることです。

実際、多くの夫婦が家づくりの過程で意見の食い違いやストレスから喧嘩を経験しています。

具体的にどれくらいの夫婦が家づくりで喧嘩をしたのか、アンケート結果をもとに見ていきましょう。

また、家を建てるときに優先される意見は誰のものかについても触れていきます。

家を建てる際に夫婦喧嘩をした？

家づくりのプロセスで夫婦喧嘩がどれだけ発生するかを知るために、あるアンケート調査の結果を見てみましょう。

このアンケートでは、家を建てる際に夫婦喧嘩を経験した夫婦は全体の24.5%にのぼることがわかりました。

これは、4組に1組の夫婦が家づくりの過程で意見の対立やストレスから喧嘩をしていることを示しています。

家づくりがいかに大きなストレスを伴うものであるかは、予算や間取り、内装やデザイン、立地、ハウスメーカー選びなど、多岐にわたる決断が必要なことからも明らかです。

このアンケート結果から、家づくりの過程での夫婦喧嘩は特別なことではなく、多くの家庭で起きていることがわかります。

家を建てるときに優先したのは「妻の意見」

家づくりにおいて、どちらの意見が優先されることが多いのかも重要なポイントです。

同じアンケート調査によると、家を建てる際に優先される意見は「妻の意見」が65.9%で、「夫の意見」が34.1%という結果が出ました。

妻の意見が優先される背景には、家の中で過ごす時間が長いことや、家庭の中心的な役割を担っていることが影響していると考えられます。

妻が家のデザインや内装に強いこだわりを持つケースが多く見られ、夫がその意見を尊重することで、家全体の統一感が生まれ、満足のいく仕上がりとなることが多いようです。

夫婦喧嘩の原因になったのは？ランキング形式でご紹介

家づくりの過程で夫婦喧嘩が起こる原因はさまざまです。

実際のアンケート結果をもとに、どのようなことが夫婦喧嘩の原因となったのか、ランキング形式でご紹介します。

この記事を読むことで、自分たちの家づくりでも同じようなトラブルを避けるためのヒントを得ることができるでしょう。

それでは、夫婦喧嘩の主な原因について見ていきましょう。

1位：予算

家づくりにおいて最も多くの夫婦喧嘩の原因となったのは「予算」です。

家を建てるには多額の費用がかかるため、予算の設定や支出の優先順位を決める際に意見が対立することがよくあります。

例えば、夫がコストを抑えたいと考える一方で、妻が理想の家に近づけるために追加費用をかけたがるといったケースです。

●お金がギリギリになるのにもっと高い物件も買えると喧嘩になった。（40代で家を建てた男性）
●契約後、リーマンショックとなり頭金にする予定の保有株評価額が激減したため。（20代で家を建てた男性）
●今の物件を見つけたときに、予算オーバーだったがこれ以上の物件は出てこないと旦那を説得した。返事も翌日までにしなくてはいけなかったし、旦那の年齢からローン返済期間も長く取れなくなってきたので、決断を迫った。（40代で家を建てた女性）

2位：間取り

間取りについての意見の相違も、夫婦喧嘩の大きな原因の一つです。

家の使い勝手や生活スタイルに直結するため、それぞれのこだわりが強く出る部分です。

例えば、リビングの広さを重視する夫と、収納スペースを多く確保したい妻との間で意見が対立することがあります。

●リビングは広くしたいと夫が希望したが、私は収納スペースをもっと確保したいと主張した。（30代で家を建てた女性）
●子ども部屋を将来のために大きくしたい夫と、今の生活を重視してリビングを広くしたい妻で意見が分かれた。（40代で家を建てた女性）

3位：内装やデザイン

内装やデザインについても、夫婦の間で意見が食い違いやすいポイントです。

特に、家の雰囲気や色使い、家具の配置など、細部にまでこだわりを持つ方が多いため、どちらの意見を優先するかで喧嘩になることがあります。

例えば、モダンなデザインを好む夫と、クラシックな雰囲気を望む妻との間での対立です。

●キッチンの色や素材で夫がモダンなデザインを希望したが、私はクラシックな雰囲気が好きだったため、喧嘩が絶えなかった。（30代で家を建てた女性）
●リビングのインテリアについて夫はシンプルなデザインを好み、私は華やかなデザインを求めたために対立した。（40代で家を建てた女性）

家づくりの過程で、パートナーが協力的でないと感じることも喧嘩の原因となります。

家の計画や決定事項に対して一方が積極的でないと、もう一方が不満を感じることがあります。

例えば、妻が一生懸命に家のプランを考えているのに、夫があまり関心を示さないといったケースです。

●私が家のプランを一生懸命考えているのに、夫がほとんど関心を示さず、話し合いに応じなかった。（30代で家を建てた女性）
●夫が家づくりに積極的ではなく、決定事項を先延ばしにするために喧嘩になった。（40代で家を建てた女性）

5位：立地

家を建てる場所の選定も、夫婦喧嘩の原因となります。

立地は生活の利便性や子育て、通勤・通学のしやすさなどに大きく影響するため、それぞれの希望が合わないことが多いです。

例えば、夫が通勤の利便性を重視して駅近を希望する一方で、妻が子育て環境を重視して静かな住宅街を望むといった対立です。

●私は静かな住宅街を希望していたが、夫は通勤の利便性を重視して駅近を望んだ。（30代で家を建てた女性）
●子どもの通学のしやすさを重視する私と、夫の通勤時間を短縮したいという意見がぶつかり合った。（40代で家を建てた女性）

 6位：キッチン関連

キッチンは家の中心的な役割を果たす場所であるため、特に料理をする人にとってはこだわりが強い部分です。

キッチンのレイアウトや設備についての意見の食い違いが、夫婦喧嘩の原因になることがあります。

例えば、オープンキッチンを望む妻と、独立型キッチンを好む夫との対立です。

●私はオープンキッチンが好きだったが、夫は独立型キッチンを好んだため、何度も話し合った。（30代で家を建てた女性）
●キッチンのレイアウトについて、私が広い作業スペースを希望したのに対し、夫は収納重視のレイアウトを望んだ。（40代で家を建てた女性）

7位：住宅の設備

住宅の設備に関する意見の違いも、喧嘩の原因となります。

最新の設備を導入したいという意見と、コストを抑えたいという意見がぶつかることが多いです。

例えば、妻が最新のセキュリティシステムを導入したいと考える一方で、夫がそれを不要だと感じるといったケースです。

●私が最新のセキュリティシステムを導入したいと考えたのに対し、夫がそれを無駄だと感じたために対立した。（30代で家を建てた女性）
●夫はシンプルな設備で十分だと言ったが、私は最新の設備にこだわりたかったため、何度も話し合った。（40代で家を建てた女性）

8位：メーカー選び

最後に、家を建てる際のハウスメーカー選びも夫婦喧嘩の原因になります。

各メーカーにはそれぞれ特徴があり、どのメーカーを選ぶかで意見が対立することがあります。

例えば、妻がデザイン性の高いメーカーを選びたいと考える一方で、夫が価格重視で選びたいと考える場合です。

●私はデザイン性の高いメーカーを選びたかったが、夫はコスト重視のメーカーを選びたいと言ったため、何度も話し合った。（30代で家を建てた女性）
●夫が評判の良いメーカーを重視したのに対し、私は実績のあるメーカーを選びたかったため、意見が分かれた。（40代で家を建てた女性）

夫婦の意見が合わない時のルール

家づくりの最中、夫婦の意見がぶつかってしまうことはよくありますよね。

そんなとき、どうすればスムーズに進められるのでしょうか。

家づくりにはたくさんの決断が伴い、それぞれの希望やこだわりが強く出ることが多々あります。

そこで役立つのが、事前に決めておくルールです。

ここでは、実際に家づくりを経験した夫婦たちが実践したルールを紹介します。

これらのルールを参考にすることで、意見の衝突を避けながら理想の家づくりを進めるヒントが得られますよ。

間取りは場所ごとにそれぞれが決定権を持つ

間取りのことで意見が合わない場合は、各部屋やエリアごとに決定権を分ける方法があります。

例えば、リビングは夫の意見を優先し、キッチンは妻の意見を尊重するなど、それぞれが得意な分野やこだわりを持つ部分で決定権を持つようにします。

これにより、お互いの意見を取り入れながら、納得のいく間取りを実現することができます。

実際、リビングの広さを重視する夫と、収納スペースを多く確保したい妻が、それぞれの希望を尊重し合うことで、理想の間取りを作り上げたケースがあります。

この方法は、お互いの意見を尊重し合うことで、家庭内の雰囲気も良くなり、家づくりがスムーズに進むでしょう。

かける費用はお金を稼いでくる人の意見を優先

予算に関しては、家計を支える収入源である方の意見を優先するというルールも効果的です。

収入を管理し、実際に支払う責任を持つ人が費用に関して主導権を持つことで、現実的な予算管理が可能となります。

ただし、相手の意見も尊重しながら、柔軟に対応することが重要です。

例えば、夫が収入源である場合、彼の意見を尊重して予算を決定しつつ、妻の希望するデザインや設備も考慮に入れることで、バランスの取れた家づくりが可能です。

この方法は、無理のない範囲で理想の家を実現するための有効な手段です。

勉強をしている方の意見を優先する

家づくりに関する知識や情報を多く持っている方の意見を優先するというルールもあります。

ある夫婦の例では、妻がインテリアデザインについて多くの知識を持っていたため、彼女の意見を尊重して内装を決定しました。

一方、夫は建築の構造や技術に詳しかったため、彼の意見を元に家の基礎部分を設計しました。

このように、得意分野を活かして役割分担をすることで、効率的かつ満足度の高い家づくりが実現します。

家づくりの過程で意見が合わないときは、これらのルールを参考にすることで、お互いの意見を尊重し合いながら、スムーズに進めることができます。家づくりを楽しみながら、理想の家を実現しましょう。

まとめ

この記事は、家づくりの過程で夫婦喧嘩が起こる原因とその解決策について紹介しました。

これらのポイントを押さえることで、家づくり中の夫婦喧嘩を避け、スムーズに家づくりを進めることができます。

理想の家を実現するためには、お互いの意見を尊重し、協力して進めることが大切です。

家づくりを楽しみながら、お互いにとって満足のいく家を建てましょう。